皆さんこんにちは!takkuuです。大学生にとって研究室選びは超重要です。この記事では、失敗しない研究室選びについて解説します!
記事は次のような人におすすめ
✓ 研究室選びに迷っている大学生・大学院生
✓ 自分にあった研究室を探したい人
✓ 研究室見学のポイントを知りたい人
「どこの研究室に配属されるかは卒業研究だけでなく、その先の進路や就活、人間関係にも大きく影響を与える」。
これは実際に私が研究室選びの際に先輩に言われたことです。多くの大学では、学部生の3年次に卒業研究を行う研究室を選ぶと思います。
上の言葉にあるように研究室選びはその後の人生を左右する重要な分岐点となることもあります。教授が優しそうや知り合いの先輩がいるから、など考えもなしに研究室選びを行うと、「こんなはずじゃなかった」「就職活動に失敗した」といったことになりかねません (マジで) 。
そうならないための研究室選びのポイントを、現役博士学生の僕が徹底解説したいと思います。
また、こちらの記事では研究室選びの際に重要な「研究室訪問」についても解説しているのでぜひ一読ください!
研究室ってどういうところ?
研究室選びの前に研究室とはどういうところなのかを簡単に説明します。
大学の研究室 (ラボ) は、学生や教授が特定の分野について深く研究を行う場です。学部生は卒業研究、修士・博士課程の学生はさらに専門性を高めた研究を進めます。
ここで大事なのが研究室ごとに指導方針・雰囲気・研究テーマが異なるため、自分に合った環境を選ぶことが非常に重要になります。そのため、研究室を選ぶ際には、研究内容だけでなく、教授の指導スタイル・先輩や同期の雰囲気・研究環境などを総合的に判断することが大切なのです。
ここを軽く考えると、卒業研究がうまくいかず留年や、就職活動に失敗する可能性が高くなるだけでなく、教授や研究室内の人間関係に悩み、最悪の場合、体調を壊してしまうという事態に陥りかねません。。
そうならないためにも、下では具体的に、どのようなポイントを意識して研究室を選べばよいのか?をより詳しく解説していきます!
研究室選びのポイント
まず結論から、研究室を選ぶ時に重要なチェック項目をまとめました。
□ 教授の指導スタイル (バリバリ or 放任)
□ 先輩・同期の雰囲気と就職先
□ 担当教員の研究テーマ
□ 設備・研究環境
これら4点について詳しく解説します。
ポイント①:教授の指導スタイル
まずは教授の指導スタイルです。ここで大きく二つのパターンに分けられます。
一つ目は、バリバリ研究者スタイルです。こちらのタイプの教授は、研究に対する情熱が非常に高く、学生にも高い成果を求めます。ゼミやミーティングの頻度が多く、論文執筆や学会発表の機会も豊富です。そのため、研究をどんどん進めて国際学会や学術誌に論文投稿したい意欲的な学生には最適な環境です。厳しい指導のもとでメキメキ実力をつけられる一方、プレッシャーが大きく、研究に興味が薄いと苦しく感じるかもしれません。
二つ目は、真逆の放任スタイルの教授です。このタイプの教授は、学生にあまり細かい指導をせず、自由に研究を進めることを許容します。ゼミの頻度も少なく、研究の進捗管理が緩やかなため、自分のペースで着実に研究をしたい学生にぴったりです。また、ラクして 就活やサークルと両立して学士・修士号を取得したい人にも向いているでしょう。ただし、サポートが少ない分、卒論提出間際になって指導を求めても何もしてくれないということもあるため、注意が必要です。
教授の指導スタイルを研究室配属前に見極めることは、かなり難しいです。そんな時は研究室訪問を行って、先輩の話を聞きましょう!
研究室本の方法についてはこちらの記事が参考になります。
ポイント②:先輩・同期の雰囲気と就職先
続いて、研究室での仲間についてです。充実した研究室生活を送れるかどうかは、先輩や同期との関係性も非常に重要な要素となります。
先輩が後輩の指導に積極的な研究室では、実験や論文の書き方を丁寧に教えてもらえます。一方、個人主義が強い研究室では、自分で積極的に学ばなければならないことが多くなります。同期の人数や性格も重要で、仲の良い同期がいれば、研究だけでなく就活などの悩みも共有しやすく、充実した日々を過ごせるようになります。
また、研究室の卒業生の就職先も確認しておきたいポイントです。例えば、大手企業や有名研究機関に進む人が多い場合、その研究室での経験が就職活動に有利に働く可能性があります。さらに、過去の卒業生がリクルーターとして企業説明会やOB・OG訪問の場を設ける場合もあり、就職活動の成功確率がグンとあがります。(リクルーターについてはこちら)
卒業生の進路は研究室のホームページに記載されていることが多く、過去の先輩方がどのような進路をたどったのかを調べておくと参考になります。
ポイント③:担当教員の研究テーマ
続いて、担当教員の研究テーマについてです。大学生活の1~数年間を費やすことになるため、興味のある分野を選ぶことが重要です。研究テーマが面白ければ、自然とモチベーションが上がり、充実した研究生活を送ることができます。逆に、興味のない分野だと、研究が苦痛になりやすく、途中で挫折する可能性もあります。
また、研究テーマの将来性も考慮しましょう。例えば、最先端の技術や社会的に注目されている分野の研究は、就職や学会発表の面でも有利に働くことが多いです。逆に、あまり発展の見込めないテーマだと、研究成果が外部で評価されにくい場合もあります。
気になる研究室のホームページで業績を調べたり、担当教員の名前でググったりするなどして、過去の論文やプロジェクトを調べ、実際にどのような研究が行われているのかを確認することが大切です。
ポイント④:設備・研究環境
研究室の設備や研究環境は、研究の進めやすさや効率に大きく影響します。例えば、実験系の研究室では、高性能な測定機器や計算機設備の充実度が重要です。設備が最新であればあるほど、精度の高いデータを取得しやすくなり、研究の幅も広がります。逆に、設備が古かったり不足していたりすると、熱意があっても思うように実験が進まずストレスを感じることもあります。
また、研究スペースや作業環境も確認しておきましょう。個人で使えるデスクやPCがあるか、研究室全体の雰囲気が快適かどうかも、研究のモチベーションに影響を与えます。さらに、企業や他の研究機関と共同研究を行っている場合、最新の技術や知見に触れるチャンスが増えるため、将来のキャリアにもプラスになります。
研究室訪問の際には、設備の充実度や研究環境が自分の希望に合っているかをしっかり確認することが大切です。
まとめ
研究室選びは、大学生活や将来のキャリアに大きな影響を与える重要な選択です。上の4つのポイントの要素を総合的に判断することが大切です。特に、自分の性格や目標に合った研究室を選ぶことで、充実した研究生活を送ることができます。
また、研究室訪問や説明会への参加、卒業生の進路調査など、できるだけ多くの情報を集めて比較検討することが成功のカギとなります。最終的には、自分が「ここだ!」と思える環境を見つけることが何より重要です。
この記事が、あなたの研究室選びの参考になれば幸いです。後悔のない選択をして、充実した大学生活を送りましょう!
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